久しぶりすぎるブログ,院内研修会1
だいぶ更新が開いてしまいました。もうひと月近いw
先日ラボに寄ってくれた、大信貿易のキックの鬼、石本さんにも
「もっと頻繁に更新しないと、ダメじゃぁないっスか?」と軽くジャブを入れられて、
反省しきりです。
なかなか、途切れなくブログを更新するのもパワーがいるんですね。
やると見るでは大違いで、しかし徐々にパワーアップしたいところです。
さて今回は採れたてホカホカの話題です。
23日の祭日は、取引先の医院様の院内勉強会に参加させて頂きました。
院内勉強会と言っても毎回有名講師の方々をお招きして、毎年この時期に開催されています。
私は都合によって3回?ほどしか参加させて頂いてはないのですが、毎回勉強になり
「え?そうなの」とか「マジで?知らなかったわー」などと心の声を出さないようにアホがバレないように注意しつつ、大変ためになる会なのです。
本当は午前中から参加して(午前中は院内の先生やスタッフさん達のプレゼン)色々と
勉強したかったのですが、技工士特有の仕事の都合で午後から参加させて頂きました。
午後からは、ベースの歯科医院を持ちながらフリーで飛び回っている衛生士さん
下川床里美先生と井上和先生、お二方の講演です。
院長先生から「すごくためになるから来てね、井上和先生の公演は人気で、普通聞けないよ」との事でしたし(まして私が通常の衛生士さんのセミナーに参加したら、不審者決定ですし・・)楽しみにしていたんです。
お二人の衛生士さんの講演は、衛生士さん助手さんのモチベーションを高める要素満載なので、先生もそこは重要視されているようでした。
院内の意識を高めるために、そして多くのスタッフさんを束ねていくにはどういう事をしてゆくのか、自分的にも色々と学ぶところがあり参考になりました。
講義を受けている衛生士さんスタッフさんにすれば、いつも悩んでいる、
「どうしたら患者さんへのブラッシング指導が上手くいくのか、患者さんの口腔衛生のための動機付け、モチベーションの維持が出来るのか」が理解出来るようになっています。
講習を聞いているうちに自然と正しい知識の裏付けの必要性や重要性、そして会話法や
言い方や表現を変えての相手に対してくり返しの刷り込みが、いかに大切かが理解できる内容になっていました。
講義内容の専門性ももちろんですが、コーチングの知識とか心理学っぽい知識とか
かなり勉強されているのが分かってためになりました。
こうして書くと、テクニック的な話にも聞こえるのですが本質はそうではなくて、
患者さんの役に立ちたい,なんとか治したい、せめて改善してこれ以上の悪化を防ぎたい、との奉仕の精神というか、愛に裏付けられたものであって、ただただ感心したんですよね。
患者さんはともすれば、「お金を払っているのだから治して当然、当たり前」とか
「治せない、良くならないのはヤブだからだ」などとお金さえ払えば、それが高額であればある程、術者に対してそんな気持ちになるのも分からなくはないですし、少数でもそういう方が居てしまうのは事実ですが、それは間違いだと思います。
先生も衛生士さんも他の多くの医療に携わる人も、患者さんが治ったり改善してゆく
お手伝いは出来るけど、壊れた”物”を修理するように,治すことなんて事は出来ない。
患者さんが ”一緒になって治していくんだ” という気持ちになってくれないと
治療効果は少ないですし、上手くいくことは なおさら少ないような気がします。
結局は、患者さんをお客として見るのではなく、患者さんの健康、人生をより良く
していくために、患者さんをチームの一員として加えるために 言ってみれば当たり前の事なんだけどそうはなっていない現状を何とかしたい、というのが根底にある話です。
ちょっと話は飛びますが、今回お二人の講演に共通して出てくる名前に、衛生士の柏井先生のお名前がありました。
インプラントの勉強会AOSでもこちらの山下先生の勉強会でも、衛生士の柏井先生の
講演はいつも勉強になっていて、今回の井上和先生も下川床先生もイエテボリ系?の方々らしくて、私は技工士なのでいまいち衛生士さんの世界に疎いところがあるんですが、
イエテボリといえばやっぱし世界のリンデ。
歯周、予防の事はここを抜きにしては語れないよ、って聞きかじっているのでやっぱりなー、JAN抜きには語れないよな、とばかりニワカ知識を総動員して聞き入ったのです。
長くなったので続きます。