アウトプットの成果少~し出る、の話2

Face scan cad design

各データのアライン

そんなこんなで研修は続いて行きますが、前回http://shiny-dentallabo.com/2019/05/14/sequential-lecture-2/

長谷川先生にバーチャル咬合器の使い方を聞いて、なるほど今はイメージとしては
リアルもバーチャルも同じように使う事がある程度できるようになっている
のが分かりました。
ただ、調整の少ない補綴物を作るためにはそれなりに時間もかかりますが、
今までのアナログ技工の考え方が使える事も分かりました。

疑問であった、前方、側方運動時のファセットの合わせ方も、”アーキュレータの運動に
影響を与える歯を選択”を使って早期接触部分をバーチャル上で削ることで対応できる
ことを知りました。
実は私、これについて以前サポートでも聞いた事があったのですが、その時はサーポート本部?
の方でも「完全ではないのであくまで目安」ぐらいの、大体の感じをイメージして使っている
らしかったのですが、もし模型無しで補綴物完成をバーチャル上で完結させるなら、
バーチャル咬合器の正確性が不可欠だと思っているので更に今後の課題なのですね。

そしてがぜん興味が湧いてきたフェイススキャン。
アイフォンⅩ(←テンってこれなんだね、初めて知った。10だと思っていたんだなw)
になってから使えるようになったアプリらしく、以前は無料だったのが今は課金される
らしいのですが。
フェイスブックなどで海外の人達が色々上げてるのは見ていたのですが、
何のソフトなのか他にも機械が必要なのか分からなかったけど、少し分かって来ました。

要するに今まで技工士が医院に出向いて(立ち合って)補綴物を試適して
口元や顔貌との整合性を確かめたり、患者さんの意見を伺ったりしていたのを
写真とアプリで済ませてしまおう、というものなんですよね。
そもそも先生が配列修正したり、ワックス試適用のクラウンをご自身で修正できるなら
あまり必要性もないかもしれませんが、補綴科出身とか器用な先生でもなければ
なかなか正確に修正するのも難しい。
人間が実際見て確認することにはかなわないでしょうが、大変役立つものだと思います。

まだアライン(複数のデータの合成)のさせ方が分かりづらかったですが、早く
自分でも試してみたいですね。
何が良いのかっていって、今後簡単なアラインさせるためのジグが出来るでしょうけど
そうなれば、色々なヒューマンエラーが減るように思うんですよね。

例えば、先生がロー堤に正中線を引いたりワックス試適の前歯ブリッジの正中を
確認したり修正するときに、チェアーは患者さんの右側にありますからどうしても
患者さんの真正面でなく右側から見て作業する事が多くなります。

それで実際ラボで真正面からラインを見ると、微妙に斜めになってたり
目の錯覚で歯冠幅が違ったりしていて、これは正確なのか?困ったなぁ・・・
というような事が無くなるのではないか!と思ったりするんですよ。

まあ、それにはまず自分のガラケーをアイフォンに変えないといけません(←まだソコかい!w)
挑戦は続く・・・

 

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